原産地の中国では、紀元前から栽培され、体を温め疲労を回復する薬用植物として珍重されていました。特有のにおいのもとは、硫化アリル。ビタミンB1の吸収を高め、血行を高める働きがあります。血行が良くなると、体を温め、肩こり解消や風邪の症状改善に役立つと考えられます。水はけの良い土地を好み、生育適温は12~22℃と低いですが、耐寒性、耐暑性ともに強い作物。あさつき、わけぎのように薬味だけでなく、汁の実、ぬたなど料理の材料として、幅広く使ってほしい野菜です。