生産品のご紹介
PRODUCTION GOODS冬の野菜
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いちご
旨さは生産者の努力の結晶利根川の肥沃な土質と、冬場の日照量日本一(熊谷地方)はいちごの栽培に最適な土地柄。埼玉産直センター自前の有機発酵肥料や黒砂糖の発酵堆肥の投入を行って、化学肥料は使用していません。防除には天敵や虫取りリボンなどを使って、農薬は埼玉県の防除基準に基づき、極力少なくするよう、努力しています。また出荷の際は、出来るだけいちごに触れる回数を少なくするため、バラ詰にしています。市場出しの様に、きれいに並んではいませんが、見た目より鮮度を重視しています。
農の匠
いちごは、苗を作るのに多くの手間と時間がかかる作物です。幾度も改良を加え、育苗期間から安全性に気を配りながら、厳しい気象状況に負けない健康な苗を作っています。
いちご部会の皆さん
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春菊
独特の風味と香りを楽しむ春菊には、β-カロテン・ビタミンC・ポリフェノールの抗酸化物質が含まれています。これらの成分は、風邪のウィルスなどからカラダを守る物質です。寒い時期の鍋物に欠かせないというのも、うなずけます。古くからねぎの産地として知られている、埼玉県北部・利根川と荒川の間に位置するこの地域の春菊生産者は、常に健康な土づくりを心がけ、寒さに強く、味のよい品種で、こだわりの春菊栽培を行っています。
農の匠
露地栽培とハウス栽培を時間差で行うことで、より良い品を長い期間、確実にお届けできる体制を整えています。柔らかく、ビタミンの豊富な春菊を、鍋物だけでなくいろんなメニューで食べてください。
春菊生産者 中村 収一さん
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ほうれん草
寒さがくれる天然の甘味ほうれん草は、冬が旬。寒さをしのぎ、なるべく多くの太陽を浴びるため、ほうれん草は地面をはうように、その葉をめいっぱい広げて生育していきます。冬の厳しい寒さの中、生育の進歩は遅いのですが、濃い緑の葉が肉厚で、強い甘味があるのは、ほうれん草自体が寒さから身を守るため、糖分を蓄えるからです。冬霜が降りた頃より甘みも増し、一段と美味しいほうれん草になります。乾燥に注意して保存し、下茹でしてアク(シュウ酸)ぬきの下処理の後、調理することをおすすめします。
農の匠
定期的に圃場を変えて輪作体制を守り、露地栽培にこだわって、ほうれん草を栽培しています。赤い根の近くは、甘味も強く栄養も多い部分。上手に調理して食べて下さいね。
ほうれん草生産者 吉岡 渡さん
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白菜
寒くなるとぐんと甘みを増す白菜は15~20℃の冷涼な気候を好みます。キャベツよりも高温に弱く、また寒くなると球の中のほうの葉の成長が止まり、しまりのよい球になりません。白菜の栽培は、天候の状態を見据えた、種蒔きの時期が重要となります。埼玉産直センターの白菜は、葉肉が黄色みを帯び、色鮮やかな「黄芯種」などです。水分の多い白菜は冬場凍結しないよう、外葉をまとめて1つづつ上から荒縄でしばり、収穫を待ちます。白菜は冬ごもりをすることで、甘みが増していきます。
農の匠
埼玉産直センターの白菜は、ボカシ肥料を主体に栽培しており、農薬散布を控えた安心安全な白菜作りをしています。霜が降りるたびに甘味が増す、美味しい白菜をお届けします。
白菜生産者 吉田 義博さん
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キャベツ
噛みしめるとほのかに春の味球のしまりがゆるく、球内の葉が緑色を帯びた「春系」といわれるキャベツです。柔らかく、ほんのりと甘味のある味は、是非生食や浅漬けで楽しんで下さい。このキャベツの生育に適した気温は15~20℃。夏の厳しい暑さを嫌います。すがすがしい春の日差しを、たっぷりと浴びたキャベツは、非常に生育が早いため、収穫に適した期間が非常に短く、一つずつ、生産者がころあいを見ながら、人の手で収穫作業をしますので、大変手間と時間がかかります。
農の匠
キャベツの収穫作業は、腰を曲げての辛い作業ですが、収穫の時期の畑では、カッコーの鳴き声がひびき、疲れも忘れひととき、心の中に涼風がそよぐ気がします。
キャベツ生産者 中村 一郎さん
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レタス
肉質柔らかく、歯切れが良いレタスはデリケートな野菜。温暖で、程よく雨量もある気候が栽培に適し、気温15~20℃でもっともよく成長します。埼玉産直センターのレタス部会は、葉肉がやや厚い品種を選び、年3回の作型で、夏の暑い時期を除く、10月~翌6月までの長い期間供給しています。食味が良くて柔らかく、食感も良いレタスが生産できるよう、有機質肥料を投入し、土の中の生態系を整え、作物に有用な微生物を増やす農法を実施。健康な土からは健康な作物が育ち、農薬を減らすことが可能となりました。
農の匠
レタスの栽培は、定植から2週間は目を離せない状態。お天道様とのにらみ合いが続きます。また収穫時は成長が早いので、一つづつころあいを見ながらのスピード勝負です。
ロジレタス生産者 松本 英夫さん
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ブロッコリー
鮮やかな緑のつぼみを食す深谷市内の岡部地区では、関東地方のブロッコリーの大産地です。秋物は11月~3月上旬の約17週間、春物は4月中旬~6月中旬の約8週間が出荷期間となります。春物は、早生の品種改良もあり、出荷時期が少しずつ早まっていますが、露地栽培では秋物と春物の境が品薄となってしまいます。この秋物と春物の境となる時期はハウス施設で栽培する事により、一定量を供給できるような体制をとっています。
農の匠
つぼみが密生して、硬く締まっているものを選果し、出荷しています。紫がかっているのは、日光をたっぷりあびて、霜を受けたもので、甘みが濃く美味しい証拠なんです。
ブロッコリー生産者 大塚 友幸さん
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カリフラワー
日差しを浴びて甘さが凝縮カリフラワーは外観からでしょうか。別名花キャベツとも言われています。ビタミンCといえばすぐに思い浮かぶのがレモンですが、実は淡色野菜であるカリフラワーには、これに負けないほどのビタミンCが含まれているそうです。ビタミンCといえば、高い抗酸化力や美肌などのほか、風邪を予防する効果もあり、カリフラワーは、冬の食卓には欠かせません。
農の匠
カリフラワー生産者 強瀬 文彦さん
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チンゲン菜
油との相性は抜群!鮮やかな緑色で光沢が良く、繊維が柔らかく、ほんのりとした甘みと香りが自慢のチンゲンサイです。チンゲンサイの部会員は、8名。夏の暑い時期を除く、9月下旬から翌年5月までの長い期間、供給しています。チンゲンサイは、暖かい時期は播種から40日程で収穫しますが、寒い冬の時期は約80日と2倍の時間がかかります。しかし、1~2月の寒さを受けたものは甘味が増し、美味しいチンゲンサイとなります。油炒めはもちろん、漬物や、お浸し、みそ汁で、歯ざわりの良い味をお楽しみください。
農の匠
農薬を出来るだけ控えて栽培しているので、秋の収穫の時に苦労するのが害虫被害。美味しいものを良く知っているようで、私たちのチンゲンサイはとっても虫に好かれます。
チンゲン菜部会の皆さん
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秋トマト
品質重視で、毎日真剣勝負秋トマトの生産者は秋はトマトを作り、春はきゅうりを作る輪作体系をとっています。苗は、夏の暑い時期の7月11日~7月19日ごろに定植し、出荷のピークは9月。しかしこの時期、高気温で湿度の変化が激しくなるとトマトにヒビが入り、多くのトマトが廃棄処分となります。また11月に入ると気温が下がることから、トマトの実の付きが悪くなり、出荷量は9月の1/3位になります。秋トマトは出荷の初めから終了するまで、出荷量の波が大きく、その苦労は絶えることがありません。
農の匠
食味の良いトマトのために、大豆・カニガラ・綿実カス・ゼオライトなど、独自の肥料を作り、土作りに役立てています。暑い夏に愛情を込めて栽培したトマトをご賞味下さい。
秋トマト生産者 川田 彰さん